大学進学を考えたとき、多くの家庭が最初に気になるのが
「大学入学には、実際いくら必要なのか」という点ではないでしょうか。
大学は義務教育ではないため、
入学時にはまとまった費用が必要になります。
例えば
👉 国立大学の初年度費用は約82万円
👉 私立大学では100万円以上
さらに一人暮らしをする場合は、
生活費や引っ越し費用も必要になります。
そのため大学進学では、
入学前からしっかりと資金計画を立てておくことが重要です。
この記事では
について、わかりやすく解説します。
※小学校・中学校・高校の入学費用については以下の記事でまとめています。
▶ 小学校入学準備費用の記事
▶ 中学校入学準備費用の記事
▶ 高校入学準備費用の記事
大学入学時にかかる初年度費用
大学入学時には、主に次のような費用が必要になります。
- 入学金
- 授業料
- 教材費
- パソコンなどの学用品
- 通学費
大学の学費は国立・公立・私立によって大きく異なります。
| 区分 | 初年度費用の目安 |
|---|---|
| 国立大学 | 約82万円 |
| 公立大学 | 約93万円 |
| 私立大学(文系) | 約119万円 |
| 私立大学(理系) | 約157万円 |
国立大学の場合、文部科学省が定める標準額は
入学金:282,000円
授業料:535,800円
合計:約817,800円
となっています。
一方、私立大学では大学や学部によって差がありますが、
文系で約120万円、理系では150万円以上になることもあります。
私立大学の費用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶ 私立大学の学費はいくら?の記事
学費以外にかかる大学入学準備費用
大学入学時には、学費以外にもさまざまな費用が発生します。
主なものは次のとおりです。
- 教科書・教材費
- ノート・文房具
- パソコン
- 通学定期券
- サークル費用
最近ではレポート作成やオンライン授業のため、
パソコンの購入が必要になるケースも多く、
数万円〜十数万円程度の出費になることもあります。
また教科書代も学部によっては高額になり、
初年度は数万円かかる場合もあります。
このように大学入学時には、
学費以外にも一定の費用が必要になるため、
入学前から資金準備を進めておくことが大切です。
一人暮らしの場合は生活費も必要
大学進学を機に一人暮らしを始める場合、学費とは別に生活費も必要になります。
主な費用は次のようなものです。
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 通信費
- 家具・家電
さらに入学時には
- 敷金・礼金
- 引っ越し費用
- 家具家電購入
などの初期費用が発生します。
地域にもよりますが、
初期費用だけで数十万円かかるケースもあります。
そのため自宅通学か一人暮らしかで、大学生活の総費用が大きく変わります。
大学の学費はどう準備する?
大学の学費は、早めに準備しておくことが重要です。
主な方法としては次のようなものがあります。
貯蓄
最も一般的な方法です。
児童手当などを教育費として積み立てておく家庭も多くあります。
教育費のシミュレーションについては、
こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶ 教育費シミュレーションの記事
学資保険
学資保険は、子どもの教育費を準備することを目的とした保険です。
毎月保険料を積み立て、
満期時や進学のタイミングでまとまった資金を受け取れる仕組みになっています。
多くの商品では
- 高校入学時
- 大学入学時
- 満期(18歳・22歳など)
といったタイミングで祝い金や満期保険金を受け取ることができます。
また契約者(多くは親)に万が一のことがあった場合、
その後の保険料の支払いが免除される保障が付いている商品もあります。
ただし近年は金利環境の影響もあり、以前ほど大きな利回りは期待しにくいため、
教育費の計画的な積立の一つの方法として利用されるケースが多いといえます。
祖父母からの教育資金贈与
大学入学費用の準備方法として、祖父母から教育資金の贈与を受けるケースもあります。
通常、年間110万円を超える贈与には贈与税がかかりますが、教育資金の一括贈与に関する非課税制度を利用すると、一定の条件のもとでまとまった資金を非課税で贈与できる場合があります。
この制度では、金融機関に専用口座を開設し、祖父母などから教育資金を拠出することで、最大1,500万円までの教育資金が非課税となる仕組みです。
対象となるのは
- 入学金
- 授業料
- 学用品費
- 通学費
などの教育費で、大学進学にかかる費用にも利用できます。
ただし制度には年齢や用途などの条件があるため、
利用を検討する場合は金融機関や税制の内容を事前に確認することが大切です。
奨学金制度を利用する
大学では、学費負担を軽減するために奨学金制度を利用する学生も多くいます。
代表的なのが、
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度です。
奨学金には大きく分けて次の2種類があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 給付型奨学金 | 返済不要 |
| 貸与型奨学金 | 卒業後に返済が必要 |
貸与型奨学金は、卒業後に少しずつ返済していく仕組みで、
無利子の「第一種奨学金」と、利子がつく「第二種奨学金」があります。
一方、給付型奨学金は返済の必要がない支援制度で、
世帯収入などの条件を満たす場合に利用できます。
また給付型奨学金の対象となる世帯では、
- 授業料の減免
- 入学金の減免
などの支援を受けられる場合があります。
この制度は、
いわゆる「大学無償化(修学支援新制度)」として実施されているものです。
制度の対象条件や支援額については別の記事で詳しく解説しています。
▶ 大学無償化(給付型奨学金)の仕組みはこちら
教育費は家庭状況で大きく変わる
教育費は
- 公立か私立か
- 子どもの人数
- 一人暮らしか自宅通学か
によって大きく変わります。
特に子どもが複数いる家庭では、教育費の負担が重くなることもあります。
3人家庭の大学費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 子ども3人家庭の大学費用の記事
まとめ
大学入学時には、主に次のような費用がかかります。
| 費用 | 目安 |
|---|---|
| 国立大学の初年度費用 | 約82万円 |
| 私立大学の初年度費用 | 約120〜150万円 |
| 一人暮らしの初期費用 | 数十万円程度 |
大学進学では
- 入学金や授業料などの学費
- 教科書やパソコンなどの入学準備費用
- 一人暮らしの場合の生活費
など、さまざまな費用が必要になります。
また、進学先や通学形態によっても教育費は大きく変わります。
例えば
といった条件によって、家計への負担は大きく変わることがあります。
そのため大学進学を見据えて、
早い段階から教育費の目安を把握しておくことが重要です。
貯蓄や学資保険、祖父母からの教育資金贈与、奨学金制度などを活用しながら、
家庭の状況に合わせて計画的に準備していくことが大切です。
教育費については、次の記事でも詳しく解説しています。
▶ 教育費シミュレーション
▶ 子ども3人家庭の大学費用
▶ 私立大学の学費









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