止まらない物価高や、老後資金の不安を感じる人が増えたからなのか、SNSやYouTubeでも投資をテーマにしたものが爆発的に増えた。
- 株式投資に興味はある。
- 勉強もしている。
- それでも、どこか踏み出せない。
それは「株式投資が分からない」からというより、情報そのものを信用しきれないからやないやろか。
今の世の中、投資の情報はあふれている。しかも、その多くが前向きで、分かりやすく、行動を促す内容や。
だからこそ、慎重な人ほど「ほんまにそうなんか?」という違和感を覚えやすい。
この記事では株式投資を始める前に、目にする多くの投資関連情報に対して多くの人が感じる3つの違和感を整理する。
投資の情報が信用できないと感じるのはなぜか
「投資の情報って、なんだか信用できない」
そう感じたことがある人は、実は少なくない。
株式投資は危険なもの、ギャンブルに近いもの――
そんなイメージを持っている人も多いと思う。
一方で、最近の投資を勧めるメディアでは、こんな言葉が繰り返し使われている。
- 長期投資なら大丈夫
- 早く始めた人が得をする
- 勉強すれば失敗しにくい
どれも聞こえは良く、安心させてくれる言葉や。
でも、ここに違和感を覚える人も多いはず。
問題は、前提条件がほとんど語られていないこと。
たとえば――
- 「長期」とは何年のことなのか
- どんな相場でも当てはまるのか
- 誰にでも同じ結果が出る話なのか
こうした条件が省略されると、情報は「正しそう」でも、「自分に当てはまるのか分からない」ものになる。
その結果、「嘘ではなさそうやけど、信用しきれない」そんな感覚が生まれる。
この違和感は、疑り深いからではなくてむしろ、無意識に前提を探している自然な反応やと言える。
株式投資では「何も起きない時間」が長い
株式投資というと、
買う → 価格が大きく動く → 結果が出る
というイメージを持ちがちや。
でも現実は、買ったあと、しばらく何も起きない(小さな値動き)時間が続くことのほうが多い。
この期間がやっかいで、この間に
- 新しい投資情報を見る
- 他人の成功談が目に入る
- 自分の判断が不安になる
といった流れが起きやすい。
結果として、本来しなくてよかった売買をしてしまうことがよくある。
投資の失敗は、「判断ミス」よりも何も起きない時間に耐えられなかったことが原因になる場合も多い。
投資を勉強するほど動けなくなる理由
投資の勉強を始めると、
- もっと知ってから
- まだ判断材料が足りない
と、行動を先送りしがちになる。
これは意志が弱いからではなくて、投資の勉強が正解探しの作業になってしまうからや。
ただ、株式投資では正解は後からしか分からない。
情報を集めれば集めるほど、
- 判断が怖くなる
- 自信が持てなくなる
という状態に陥るのは、むしろ自然な流れや。
「違和感」の原因は感情ではなく構造の問題
ここまで挙げてきた違和感は、「自分が慎重すぎるから」生まれているわけではない。
多くの場合、原因はもっと単純や。
投資の話は、「儲かった」「失敗した」という結果ばかりが多く語られて、そこに至るまでの途中の過程がほとんど省かれている。
たとえば、
・なぜその株を買ったのか
・買ったあと、どれくらい値動きを見たのか
・下がったとき、何を考えていたのか
こうした話は調べない限り、あまり出てこない。
株式投資は、「買うと決めたら終わり」ではない。
買ったあと、何日も、何ヶ月も、場合によっては何年も値段が動きが小さい時間や、不安になる時間が続く。
その間に、
「このまま持ってていいんやろか」
「今売ったほうがええんちゃうか」
と迷う場面が、必ず出てくる。
ところが、その迷いを解決する方法なんてほとんど説明されない。
だから、
・知識としては理解できている
・理屈もなんとなく分かる
それでも、「自分がこの判断をしていいのか」という自信が持てない。
これは、センスや性格の問題ではない。
投資を始める前に、
「何を基準に判断するのか」
「判断したあと、どう構えるのか」
そうした前提が、まだ整理できてないだけや。
次に投資にむけて整理すべきこと
投資の情報を信用しきれない理由は、感情だけの問題ではない。
- 株式投資ってそもそも何をしている行為なのか
- なぜ株価は動くのか
- なぜ正解が分からないのか
こうした構造を理解しないままやと、どんな情報を見ても不安は残る。
次の記事では、
「株式投資って結局、何をしている行為なのか?」
を、整理する。




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